体外衝撃波治療(ESWT)

慢性的な痛みに新しい選択肢。スポーツ選手にも有効な体外衝撃波治療!



体外衝撃波治療(ESWT)治療の流れ

当院導入の体外衝撃波疼痛治療装置

当院に導入している装置は、「体外衝撃波疼痛治療装置」として、平成30年8月23日に厚生労働省の薬事承認を取得しています。
平成30年10月には保険適用されています。


体外衝撃波とは

衝撃波は自然界にも存在します。例えば火山が噴火するときや、花火大会で大きな花火がドーンと鳴った時に、空気が震えて窓ガラスがビリビリと揺れることがありますね? そのように、空気圧が急激に上がる時に生じる『すごく強い音の波(圧力)』を衝撃波と言います。その『空気を押し出す音の力』を、医療用にとても小さく、安全にコントロールして痛い部分に当てるのがこの治療です。


「何ヶ月も治らないその痛み、あきらめる前に。」手術をせずに痛みの改善を目指す「収束型体外衝撃波治療」

湿布や注射、リハビリを続けてもなかなか良くならない長引く痛み(慢性痛)でお悩みではありませんか? 当院では、欧米のスポーツ選手を中心に普及し、近年日本でも注目を集めている「収束型体外衝撃波治療(fESWT)」を導入しています。体外衝撃波には「拡散型」と「収束型」の2種類あります。当院が導入している「収束型」は、エネルギーをピンポイントに集中させて照射するため、拡散型より高エネルギーで、体の深い部分にある痛みの原因にも治療効果を発揮します。メスや注射は使わず、「体への負担が少ない治療」です。


なぜ衝撃波で治るの?

長く痛みが続いている場所(腱や靭帯)は、血流が悪くなり、体が本来持っている『治る力』がサボってストップしてしまっている状態です。
そこに衝撃波を当てることで、わざと小さな刺激を与え、ストップしていた『治癒力』をもう一度叩き起こします。新しい血管が作られて、傷んだ組織が新しく生まれ変わる手助けをします。同時に、痛みを感じる神経にも作用して、痛みを減らす効果もあります。


この様な疾患でお悩みの方におすすめです

◆ 腱の炎症

●足底腱膜炎 ●テニス肘 ●ジャンパー膝 ●アキレス腱炎 ●肩石灰性腱板炎など


◆ 成長期の骨の怪我

●オスグッド病 ●離断性骨軟骨炎 ●野球肘 ●リトルリーグショルダー ●シーバー病 ●有痛性外脛骨 ●シンスプリントなど


◆ 骨折・疲労骨折の治癒促進


どの程度治るの?(治療の効果について)

過去のデータや世界中の報告では、どの疾患も概ね「7割程度」の方に痛みの改善(有効性)が認められています。
「7割しか効かないの?」と少し不安に思われた方もいらっしゃるかもしれません。ですが、この治療の対象となるのは「お薬や注射など、色々な治療を試してもなかなか良くならなかった、長引く慢性的な痛み」でお悩みの方々です。 これまで何をやっても治らなかったガンコな痛みの7割が改善に向かうため、「十分に試してみる価値がある治療」と言えます。
また、当院では「リハビリテーションとの併用」を強くおすすめしています。衝撃波で患部の痛みを和らげながら、リハビリで体の使い方やバランスを整えることで、治療の有効率がさらにグッと高まります。


副作用は?

副作用はほとんどありませんが、『照射中の痛み』はあります。悪い部分に波が当たると『ズーン』と奥に響くような痛みを感じることがあります。これは『効いている証拠』でもあるのですが、我慢できない場合はすぐにパワーを下げるので、遠慮なく教えてください。


治療の流れ

体外衝撃波治療(ESWT)治療の流れ
  1. 診察・適応の確認 まずは医師が診察・画像検査(レントゲンやエコー)を行い、衝撃波治療が適しているか診断します。
  2. 予約 照射を行う日程を予約します。
  3. 患部の特定とマーキング 照射日は、まずエコーなどで痛みの原因部分を正確に特定し、照射位置を決定します。
  4. 照射(10~20分) 患部にゼリーを塗り、衝撃波を照射します。痛みの状態を確認しながら、我慢できる範囲で出力(強さ)を調整します。
  5. 治療後 治療後すぐに歩いてご帰宅いただけます。当日も日常生活やスポーツの制限はありません。
また、1回で完全に治るわけではなく、2回、3回と繰り返すことで徐々に効果がでてきます。2~3週間の間隔で行いましょう。



まずはお気軽にご相談ください

長引く痛みは、日常生活やスポーツのパフォーマンスに大きな影響を与えます。 「いろいろな治療をしたけど治らない」、「一日でも早く競技に復帰したい」という方は、ぜひ一度、担当医にご相談ください。