内視鏡センター

中江病院の内視鏡検査の特徴

1、日本消化器内視鏡学会、日本消化器病学会、日本大腸肛門病学会指導認定施設

当院は、日本消化器内視鏡学会、日本消化器病学会、日本大腸肛門病学会指導認定施設です。
指導認定施設ならではの、経験豊富な医師の高度な医療技術を提供しております。
又、日本外科学会、日本整形外科学会指導認定施設でもあり、幅広い分野の診療を行っております。
特に内視鏡を用いた診断や治療に関しては多数の実績があります。

2、苦しくない内視鏡検査を行なっております

楽に検査を受けて頂くために、当院では点滴より薬を注射しております。
意識のない状態、又は、それに近い状態で検査を受けることが可能です。
お薬は、安全性が高く作用時間の短い薬を選択しております。

経鼻内視鏡

食道、胃、十二指腸などの上部消化管に対する代表的検査は経口内視鏡検査ですが、10mm前後の太さの内視鏡を挿入する際に舌や喉を刺激し、多くの方は咽頭反射を起こします。
検査時の苦痛を軽減させることを目的に、経鼻的に挿入できるように内視鏡を細くする試みが行われてきました。
経鼻的に挿入すれば、咽頭反射はほとんど起こりません。検査中の負担が軽く大変注目されています。

カプセル内視鏡

カプセル内視鏡当院は、2013年2月に開始された「日本カプセル内視鏡学会認定の指導施設」として、日本全国の61の指導施設のうち、和歌山県内で唯一認定されました。
少し大きめの薬剤のようなカプセルを飲み込むことで、これまで難しいといわれた小腸内部の撮影が可能となりました。このカプセル内視鏡は、消化管内をぜん動運動に乗って進みながら画像を撮影し、専用のデータレコーダに画像を転送していきます。
一番気になる、カプセルがつまる(滞留)の副作用もあらかじめ溶けるダミーのカプセルを使って予行演習が可能になり解決しました。
ダミーのカプセル検査にて、30時間以内での排泄物の確認、30時間~33時間までの間にX線にて大腸到達しているかの確認を行います。
カプセルが大腸にある事が確認できれば、本番のカプセル内視鏡がつまらずに出来るようになっており、より安全にカプセル内視鏡検査が出来るようになりました。

≪カプセル内視鏡検査について≫

これまでは、カプセル内視鏡検査は通常の胃カメラ・大腸カメラで原因が不明の消化管出血の精査のみしか保険適応はありませんでしたが、2012年7月からは小腸の病気が疑われる病気全てに、最初から施行することが健康保険で認められました。
カプセル内視鏡は、検査料金の他、材料代として以下の金額が必要となります。

カプセル内視鏡の原価は、「80,240円」となっています。

カプセル内視鏡 検査料金 合計料金
保険証1割負担 8,024円 1,700円 9,724円
保険証3割負担 24,072円 5,100円 29,172円
徹底した衛生管理
内視鏡検査一件ごとに手洗いと洗浄機にて薬剤を用いながら、確実に消毒・洗浄をしております。
丁寧な説明を心がけております
患者様が検査の内容を十分把握できるよう、診察後はドクターが検査画像を用いて、丁寧に説明を行います。
不安に思うことや、疑問に思うことは何でもお気軽にご相談下さい。
日帰り・入院内視鏡検査を多数行なっております
当院では、日帰りでの内視鏡検査を多数行なっております。日帰りが困難な方の為に、入院検査も実施しております。
検査の結果、ポリープや癌を発見した場合などは当院で手術を行いますので、早期発見・早期手術が可能です。
日帰りで手術を行なった場合、安全のため翌日に来院していただき、診察を行うことがあります。
当院の内視鏡検査症例(2010年度) 検査症例 手術症例
検査症例 手術症例
●EF - 胃・十二指腸
●EF - 胃・十二指腸(胆・膵)管造影法
●EF - 食道
●EF - 大腸(S状結腸)
●EF - 大腸(下行結腸及び横行結腸)
●EF - 大腸(上行結腸及び盲腸)
●EF - 小腸(ダブルバルーン内視鏡)
●EF - 小腸(カプセル内視鏡)

※「EF」とは、「ファイバースコープ」の略で、内視鏡カメラを意味します。


●内視鏡的結腸・ポリープ粘膜切除術
●内視鏡的腸管整復術
●内視鏡的消化管異物摘出術
●内視鏡的消化管止血術
●内視鏡的胃ポリープ・粘膜切除術
●早期悪性腫瘍粘膜剥離術
●早期悪性腫瘍粘膜切除術
●早期悪性腫瘍ポリープ切除術
●消化管狭窄拡張術
●食道静脈瘤結紮術
●食道胃静脈瘤硬化療法
●胃瘻造設術
●内視鏡的胆道結石除去術
●内視鏡的胆道拡張術
●内視鏡的乳頭切開術
●内視鏡的胆道ステント留置術
●内視鏡的胆道ステント挿入術
●その他